用途と測定温度範囲で選べる3種類のモデル
研究・開発用途に限らず生産現場での品質管理、保守保全など、様々な分野に対して最適な機種を選択可能です。
【R450Pro】
・フル機能搭載モデル
・測定温度範囲 -40~1500℃
・時系列データの計測を行うR&D分野や、常温から加熱して連続的な温度変化を観察するような溶接時の蓄熱・放熱のプロセス解析などに対応します。
【R450】
・測定温度範囲 -40~650℃
・650℃まで温度計測が可能で、幅広い分野で活用できます。
【R450S】
・測定温度範囲 -40~120℃
・構造物診断や発熱者スクリーニングなど、幅広い分野で活用できます。
【幅広い測定レンジ!(R450Pro)】
常温~1500℃まで、レンジを切り替えずに連続的な温度変化を観察可能です。
【カメラ内蔵の複数枚超解像処理機能により画素数を4倍に向上】
連続する複数枚のフレームを参照して高度な演算を行い、映像のぼやけやちらつき(ノイズ)を抑えながら、被写体が本来持つ緻密さを、解像度を高めながら復元します。
・通常の記録モード:480x360画素 空間分解能:0.87mrad
・超解像(SR)モード:960x720画素 空間分解能:0.58mrad相当 ※1
【ソフトウェアにより、超解像処理データを更に鮮明化】
標準添付の解析ソフトウェア『InfReCアナライザ NS9500』シリーズには、超解像モードで撮影された画像をさらに鮮明化する「鮮明化機能」を搭載しました。
建築物のクラックや電子基板の配線などの、微細な温度差をより鮮明に見せることが可能です。
【クイックパノラマモードで、水平約75°の広範囲をカバー】
クイックパノラマモードでは、水平方向で最大約75°または垂直方向で最大約56°相当のパノラマ熱画像を撮影できます。PCを使わずにカメラ本体でjpegファイルのパノラマ画像を撮影できるため、撮影後にそのままレポートに添付することができます。
【デジタルズーム時のスクロール機能搭載(スクロールインジケータ採用)】
超解像撮影データ、パノラマ撮影データも最大4倍までの連続ズーム表示が可能です。
任意の箇所をスクロールインジケータで確認しながら拡大できます。
【外部トリガ入力による自動記録開始機能を搭載 ※2】
試験装置や現場設備と連動した確実なデータ収録が可能です。
カメラ本体に外部トリガ信号が入力されると、PCの解析ソフトウェアが自動で動画記録を開始します。
I/O機器を使ったシステム構築をせずに、より簡単に試験装置や現場設備と連動したデータ収録を行うことが可能です。
【最新の画像フィルタリング機能(デノイズ)により、温度分解能をさらに向上】
NEC中央研究所が開発した最新のノイズ処理技術を搭載。測定対象物の輪郭を鮮明に保ったまま、空間フィルタ処理でランダムノイズを低減します。
0.025℃(at 30℃)の温度分解能を実現、わずかな温度差を鮮明に捉えたい非破壊検査に最適です。
1. 手振れ等の効果による特徴の抽出により、複数画像の合成処理が適切に実施された場合
2. R450Proのみ