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湿度計測計について
今回は、様々な現場で使用されている湿度計測機器についてご説明します。湿度を検出するためには様々な方法があり、それらの方法を応用した、各種の湿度計測機器があります。
湿度計測機器
- 乾球、湿球温度を利用:板付き乾湿計、アスマン通風乾湿計等
- 物体の伸縮を利用:毛髪式湿度計、バイメタル式湿度計等
- 電気的変化を利用:抵抗式湿度計、静電容量式湿度計等
以上がその一例ですが、これら以外にもいくつかの湿度検出方式を応用した方式があります。下の表は、特に私たちがよく耳にする湿度計の長所、短所をまとめてみたものです。メーカーや、取り扱い方法等により若干異なりますが、一般的な比較とご理解下さい。
各種湿度計の長所、短所
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毛髪式湿度計
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長所
相対湿度が直読できる。記録に使用できる。安価。
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短所
湿度全域に対し精度がとりにくい。応答速度が遅い。度々の校正が必要。
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簡易型乾湿計(板付き乾湿計)
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長所
構造が簡単。安価。
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短所
精度が非常に悪い。応答速度が遅い。通風が必要。連続計測(自動記録)ができない。
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アスマン型通風乾湿計
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長所
常温では比較的精度が良い。JIS にて定義されている。比較的安価。
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短所
計算、換算が必要。水が必要。安定に時間がかかる。熟練を必要とする。連続計測(自動記録)ができない。
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電子式湿度計
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長所
連続記録、制御ができる。各種の湿度表示ができる。精度が良い。感知部(センサー部)が小型である為、応用範囲が広い。
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短所
高温多湿に弱い。センサーの劣化に注意が必要。有機ガス雰囲気に弱い。良いセンサーの選定が必要。
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鏡面冷却式露点計
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長所
低湿度の測定ができる。センサーの劣化がなく、長期に亘り高安定、高精度が可能。メンナンスが容易。
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短所
構造が複雑であり、方式により様々な付加機器が必要。かなり高価。
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※上記はごく一般的なもののみの記載です。
※精度、測定誤差などはその機器の取り扱い、保守に大きく関係する為、別途充分な検討が必要です。